2009年10月20日火曜日

Book 19


「ポスターを盗んでください+3」(原 研哉 著)


僕の好きなデザイナーの一人、原研哉氏の著書。

デザイナーがどのような気持ちで仕事に向きあっているのか、日ごろの出来事に対してどんな風に感じているのかが良く分かる一冊。

興味深く読むことができた。

なぜか、時間をかけてゆっくりと読んでいる自分がいた。


ここで面白かった一節を。

「誰かが鮮やかな手際で褒められた場合、褒められた側よりも褒める側の方が立派に見える。褒める側の余裕、褒めるべき内容を巧みに掘り起こす優れた着眼、そして何よりも他者を立てるために一歩退いたそのスタンスがおのずと褒める側の人格を高めて見せるのだろう。」

まさにその通り。

日頃、何となく感じてはいるけれど、その事についてきちんと考えたり、分析していない事がある。

きっと、その数はものすごい。

デザイナーの人は、その事に気づく事が他の人よりも多いのではないだろうか。

気付けるという事。

アンテナを張っているという事。

すごく大事なことだと思う。

you and i


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